脳幹は大脳を串刺しするかのように下に伸びる 2
視床の下にあるのが視床下部といわれるもので、視床の約20%ほどの大きさである。
脳全体からすると、1%にもならない体積しかなく、重さも10グラムほどしかない。
ところが、これがからだのいろいろな機能のバランスを保つという生命維持にはなくてはならない仕事をしていて、「生命中枢」などともいわれているほど偉い存在なのだ。
小さいからといってあなどれない部分なのである。
また、この視床下部には、大豆大の脳下垂体というものがぶらさがっている。
これも小さいにもかかわらず、たくさんのホルモンを出して、からだの調節に重要な役割を果たしている。
中脳は視床の下に位置し、歩行などの運動を調節している。
その下が橋。
全身の筋肉運動のコントロールに一役かっている部分だ。
そのまた下が脊髄と接した部分で、延髄と呼ばれている。
この中脳、橋、延髄には、脳幹網様体というものが存在していて、これが目覚めと眠りをコントロールする上で重票な役割を担っている。