さまざまな色の歴史 8

2つしか基本色彩語のないもっとも原初的な第一段階では、ダニ族のように、白・明色(W)と暖色系(RとYで代表されています)が代表されてひとつの意味範疇となっています。


もうひとつは黒に代表される暗色と寒色系の複合範疇になります。


バーリンとケイのモデルでは、白と黒の次の三番目の色名は、かならず赤を意味する言葉になるとされていましたが、この改訂モデルでは、第ニ段階は白に代表される明色と、赤・黄で表される暖色系の範疇が分化されて三つの意籍疇をもつことを示しています。


第三段階は、暗色―寒色系の馨罐から黒(kB)が分化される場合と、暖色系の中の赤系と、黄系がそれぞれ独立した意味をもつようになる揚合の二通りが仮定されています。


日本語のもっとも古い色名は、「しろ・くろ・あか・あお」の4つだったといわれます。


バーリンとケイのモデルでは、「あお」が出てくるのは第五段階になっていましたから、これでは「古事記」や「日本書紀」に出てくる色名を説明することはできなかったわけです。

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